上高尾のご紹介

大阪から近鉄電車で約1時間、名張駅から車でさらに30分あまり南に下ったところに上高尾はあります。
伊賀市でもっとも高い山・尼ヶ岳(標高957m)の登山道の玄関口に位置していることもあり、意外に中心の道路は車やバイクの往来があります。
道路と並行するように小さな川が流れ、その周囲には集落や田畑が広がっており、「これぞ田園風景!」という景色が広がっています。

冬の寒さはしびれますが、空気や水は文句なしに年中おいしく感じられます。

アクセス

上高尾の四季

寒く厳しい冬を越えると、上高尾にも鶯の声が響きわたる芽吹きの季節がやってきます。フキノトウなどの山菜がとても美味しいです。 稲の育苗も始まり、ゴールデンウィーク前には水が張られた田んぼ一面に今年も稲が育ち始めます。 さまざまな花が咲き始めるのに合わせるように、ニホンミツバチも上高尾で元気に飛び始めます。 上高尾の春は生命を強く感じさせてくれます。

蛍の季節を過ぎると、上高尾にも短いながら本格的な夏がやってきます。日光は刺さるほどの暑さですが、日陰に入ると肌寒いほどです。
この時期、農家にとっては田畑や畔の草刈りが大変です。10日間放っておいたらあっという間に元通り。草たちとの格闘は、しばらくの間続きます。農作業で汗をかいた後に、青空と濃緑のコントラストを眺めながら飲む一杯は最高です。

夏の陽射しをたっぷりと浴びた多くの植物が実りを迎える季節。上高尾でも9月に入ると連日のように、黄金色に染まった田んぼで収穫作業する人の姿が見られます。初めて稲刈りした子どもも嬉しそう!
稲刈りが終わると上高尾は冬支度へと着々と近づいていきます。

上高尾で薪ストーブが活躍する季節はけっこう長いです。隣の地区ではほとんど雪が降っていないのに、上高尾ではうっすらと積もっていたりすることも。年に数度は雪下ろしが必要なほどの雪化粧がみられます。車の運転は要注意です!こんな時期にも炭焼や蕎麦打ちなど、住民はそれぞれの時間を過ごしながら、ふたたび芽吹きの季節がやってくるのを待っています。

上高尾周辺のおすすめスポット

尼ヶ岳

関西百名山のひとつにも選定されている尼ヶ岳は標高957mの独立峰で、別名・伊賀富士と呼ばれることもあります。上高尾と津市美杉地区との境に位置しています。伊賀市でもっとも高い山ですが、頂上までの登山道も整備されており、上高尾から2時間あまりで登頂できます。

猫岩

伊賀忍者発祥の地ともいわれる高尾地区には、「藤原千方伝説」が伝わっており、下記の千方窟などなど、さまざまな史跡が残されており、市の指定史跡にもなっています。
その中で上高尾にあるのが「猫岩」と呼ばれる奇岩です。伝説では、千方将軍が退治したこの地域の化け猫の化身とされています。 

千方窟・逆柳の甌穴

同じ高尾地区内には猫岩の他にもいくつかの千方伝説の史跡を見ることができます。逆柳の甌穴(さかやなぎのおうけつ)もその一つです。

青山ハーモニー・フォレスト

上高尾の近隣の種生地区にある伊賀市の施設で、キャンプやバーベキュー、パーク・ゴルフなどを自然に囲まれた環境で楽しむことができます。