活動ブログ

ジビエサミット&ジビエツアーに参加してきました!

ジビエ部

先週の11/30と12/3の2日間に渡って、ジビエに関する2つの取り組みに参加してきました。

11/30は和歌山で開催された「第3回日本ジビエサミット」に参加してきました。
こちらではジビエをもっと普及させるために何が求められているのか、その時に考慮しないといけないポイントは何なのか、そしてジビエを魅力的に見せるためにどういうアプローチがあるのか等、川上(狩猟者側)から川下(外食産業を含む一般購入者側)までの情報を得ることができました。

日本の場合、食品の品質管理は外国に比べてかなり厳格であることから、普及させようと思う場合、現在市販されている牛豚鶏肉並みの品質保証に関する情報提供が必須であることが求められている点には大いに頷かされました。

また今回一番勉強になったのは、現在ジビエ普及の障壁になっているのは、いち早く獣害対策とジビエ振興に積極的に取り組んですでにブランド化に至っている地域が、これから国が施策でALL JAPANで進めようとしている「国産ジビエ」と一緒くたにされたくないという思惑があるということ。
いくらブランド化されているといっても、まだジビエはごく一部のマーケットしか得られていないので、それを「国産ジビエ」がどこまでマーケットを拡大できるかという点に今後の方向性がかかっているのかも知れないということを感じました。
http://www.gibier.or.jp/topics/1319/

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12/4は京都の美山町で開催された「第1回美山エコツーリズム大会in京都」に参加してきました。
ここでは当日色々なツアーが用意されていましたが、私は「【Cコース】森の命を頂く―鹿狩り&解体体験―」を体験してきました。
このツアーは全国的にも有名な田歌舎という約10年前から自給自足でのレストラン+美山の自然を活用したアウトドアガイドをされているところが担当していて、ここは面白いと仲間からも聞かされていました。

実際に行ってどうだったか?面白いのはもちろんだったのですが、何よりその取組と代表の藤原さんのすごさに圧倒されました。

いくら自然農法と言っても、収穫できなければ農業ではない。だから知恵を絞って、少しでも農薬や化学肥料を使わないように努めていくが、必要に応じて農薬も使うという藤原さんの言葉には10年間実践されてきた人の言葉の重みを感じました。
現在畑は適期に1回だけごく少量の除草剤を使っているが、今後これももっと考えて減らしていく。田んぼについては数年前から合鴨農法を活用し、今は完全有機無農薬でやっているとのこと。
畑からその場でいただいた人参はものすごく甘くてイヤなエグミなどは一切無く、今まで食べた中で一番美味しいと感じました。

 

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まず田歌舎の施設を紹介してもらった後、昨日狩ったばかりの鹿を解体を初体験、その後昼食でメチャウマなジビエランチを堪能し(その中には先ほど解体した

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鹿から取りだしたお肉の焼肉も!)、午後からはハンターさんに同行しこれも初体験の鹿狩りに行きました。
目の前で初めて聞く猟銃の号砲には一瞬ビビりました(^^;    
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こちらのイベントではいくらジビエを流行らそうとしても、やはり美味しい料理を提供して胃袋を掴まないと人は関心を持ってくれないというのを実感しました。
もうすでにまた行きたいと、すっかり田歌舎のファンになっている自分がいます。(笑)
http://www.miyamaeco.com/tournament.html

今回体験を含めて得た情報を、どうやって上高尾で活用できるか考えねば!

あなたも一緒にどうやったら面白くできるか考えてみませんか?ジビエ部のメンバー随時募集中です!!